きれいな水をつくる

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印刷 ページ番号2001208 更新日 2024年1月25日

淀川(よどがわ)からとった水が、どのようにしてきれいな飲み水になるのでしょうか?

きれいな水をつくる

川の水がみなさんの家庭のじゃぐちにとどくまで、たくさんの施設(しせつ)や機械をとおっていますね。
それぞれの施設(しせつ)について、くわしくみてみよう!

柴島取水場(くにじましゅすいじょう)

柴島取水場


取水場(しゅすいじょう)は、川の水を取り入れ、きれいな飲み水をつくる場所に川の水をおくる施設(しせつ)です。
今回は、淀川(よどがわ)のほとりにある「柴島取水場(くにじましゅすいじょう)」の中をみてみましょう。

 

1.取水塔(しゅすいとう)

取水塔1

取水塔2


取水塔(しゅすいとう)」で淀川(よどがわ)の水を取り入れます。

2.沈砂池(ちんさち)

沈砂池

沈砂池2


取り入れた淀川(よどがわ)の水は、沈砂池(ちんさち)にとどきます。
土や(すな)を重みで(しず)め、取りのぞきます。

3.導水ポンプ(どうすいぽんぷ)

導水ポンプ

導水ポンプ2


尼崎市にある、きれいな水をつくる場所(浄水場(じょうすいじょう))まで、ポンプの力で水をおくります。
そのきょりは約9キロメートルです。

神崎浄水場(かんざきじょうすいじょう)

神崎浄水場1

柴島取水場2


浄水場(じょうすいじょう)は、川から取った水を、きれいな水に変える施設(しせつ)です。
今回は、「神崎浄水場(かんざきじょうすいじょう)」の中をみてみましょう。

4.着水井(ちゃくすいせい)

着水井


取水場(しゅすいじょう)から送られた水が、まず着水井(ちゃくすいせい)にとどきます。

 

5.フロック形成池(ふろっくけいせいち) 6.沈でん池(ちんでんち)

フロック形成池
(フロック形成池)

そして、フロック形成池(けいせいちに送られます。

ここで「硫酸(りゅうさん)アルミニウム」という薬を水にまぜて、水のにごりを固まりにします。
プロペラの回転(かいてん)により、薬と水のにごりがよく()ざります。
できた水のにごりの固まりを「フロック」といいます。


沈でん池 
(沈でん池)

沈でんの仕組み


フロックは、どんどん大きな固まりになりながら、水とともに「(ちん)でん()」に送られます。
また、フロックは、自分の重みで少しずつ「(ちん)でん()」の底にしずんでいきます。
そうすることで、少しづつ、すき通った水になっていきます。

高度浄水処理(こうどじょうすいしょり)

7.オゾン接触池(おぞんせっしょくち) 8.活性炭吸着池(かっせいたんきゅうちゃくち)

オゾン接触池


オゾン接触池(せっしょくち)では、水のカビ(くさ)さなどを取りのぞきます。

写真の下からでている(あわ)のようなものは、「オゾン」という物質(ぶっしつ)です。
オゾンには、カビのにおいなどがする悪い物質(ぶっしつ)を、バラバラにする力があります。


活性炭

活性炭吸着池イラスト


次に、「活性炭吸着池(かっせいたんきゅうちゃくち)」をとおります。
実際の「活性炭吸着池(かっせいたんきゅうちゃくち)」には、写真のような活性炭(かっせいたん)が、ぎっしりつめこまれています。
また、活性炭(かっせいたんには、オゾンの力でバラバラにされた悪い物質(ぶっしつ)を、自分の中にとりこむ力があります。
ここに水をとおすことで、においのもとが取れたきれいな水になります。

 

※コラム(日本で、はじめてのオゾン処理(しょり)
昭和48年、尼崎市の神崎浄水場(かんざきじょうすいじょう)は、日本ではじめてオゾン処理(しょり)をする設備(せつび)をつくりました。
それまで、尼崎市の水道水はカビのにおいがしていましたが、この設備(せつび)のおかげで、においはなくなりました。

9.塩素混和池(えんそこんわち)

ほんの少しだけ「塩素(えんそ)」をいれて、のこっている悪い(きん)をやっつけます。
塩素(えんそ)には、悪い(きん)をやっつける力があります。

10.急速ろ過池(きゅうそくろかち)

急速ろ過池


急速(きゅうそく)過池(かち)には、細かい(すな)がたくさん入っています。
その中を水がとおることで、目にみえないほどの小さなほこりなどが、(すな)にひっかかり、きれいな水だけが、下に流れていきます。

11.後薬品注入室(あとやくひんちゅうにゅうしつ)

後薬品注入室

後薬品注入室2


最後に、悪い(きん)をやっつける薬の量をととのえます。

きれいな水の完成!

12.配水池(はいすいち) 13.配水ポンプ(はいすいぽんぷ)

配水池


きれいになった水は、いったん「配水池(はいすいち)」という大きな池にためておきます。
その配水池(はいすいち)は、写真の印をつけている部分の地下にあります。


配水ポンプ

配水ポンプ2


ポンプの力で、学校やわたしたちの家庭まで、地下に()まった水道管(すいどうかん)で、水が送りとどけられます。

次は、きれいになった水が、どのように使われているかみてみよう!

このページに関するお問い合わせ

公営企業局 上下水道部 経営企画課
〒660-0051 兵庫県尼崎市東七松町2丁目4番16号
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