令和5年度決算(決算の概要)

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印刷 ページ番号2001460 更新日 2024年9月27日

令和5年度決算(決算の概要)

1 尼崎市公営企業会計決算の概要について

 本市の公営企業会計である、水道事業会計、工業用水道事業会計、下水道事業会計、モー ターボート競走事業会計では、令和5年度決算の損益は、4会計ともに黒字となりました。

2 資金不足比率について

 令和5年度決算において、いずれの公営企業会計も、資金不足は生じておりません。

3 各会計の決算の状況

水道事業会計

 収益的収支の収益では、前年度に水道料金の基本料金減免を実施していましたが、本年度は減免を実施しなかったことにより、給水収益が6億円増加した一方、減免に対する一般会計からの補助金収入がなかったことなどにより、収益全体で前年度に比べ5千万円減少し、総額で88億3千万円となりました。費用では、人件費や動力費、物件費が減少したことなどにより、前年度に比べ1億4千万円減少し、総額で78億2千万円となりました。
 その結果、収支差引で10億1千万円の当年度純利益を計上しました。
 一方、財政計画との比較では、給水収益が計画ほど減少していないことや、減価償却費、物件費などの費用の減少により、利益は計画に比べ4億円の増となり、計画を上回る財政状況となっています。

工業用水道事業会計

 収益的収支の収益では、給水収益が増加したほか、三市共同施設の改良工事に係る負担金収入が増加したことなどにより、前年度に比べ1億5千万円増加し、総額で19億2千万円となりました。費用では、人件費や動力費は減少しましたが、三市共同施設の改良工事に係る付帯事業費や委託料が増加したことなどにより、前年度に比べ1億4千万円増加し、総額で15億1千万円となりました。
 その結果、収支差引で4億1千万円の当年度純利益を計上しました。
 一方、財政計画との比較では、資産減耗費や人件費など費用の減少により、利益は計画に比べ2億9千万円の増となり、計画を上回る財政状況となっています。

下水道事業会計

  収益的収支の収益では、前年度に下水道使用料の基本使用料減免を実施していましたが、本年度は減免を実施しなかったことにより、下水道使用料が4億9千万円増加した一方、減免に対する一般会計からの補助金収入6億円がなかったことや、特別利益が14億6千万円減少したことなどにより、前年度に比べ13億8千万円減少し、総額で128億6千万円となりました。費用では、減価償却費や人件費、流域下水道維持管理負担金が増加したことなどにより、前年度に比べ3億2千万円増加し、総額で117億9千万円となりました。
  その結果、収支差引で10億7千万円の当年度純利益を計上しました。
 一方、財政計画との比較では、収益は、下水道使用料が計画ほど減少していないことや、過去の下水道使用料に係る特別利益があったことにより、計画と比べ増となったこと、費用は、流域下水道維持管理負担金の増があったものの、修繕費など物件費の減などにより、ほぼ計画どおりとなったことで、利益は計画に比べ4億円の増となり、計画を上回る財政状況となっています。

モーターボート競走事業会計

 収益的収支の収益では、SG競走が無かったことなどにより、開催収益が前年度と比べて78億2千万円減少し565億5千万円となり、総額で607億1千万円となりました。費用では、開催収益に連動する経費の減少などにより574億7千万円となりました。
 その結果、収支差引で32億4千万円の当年度純利益を計上しました。
 開催レースのグレードにより当年度純利益は前年度と比較すると減少しましたが、第1次経営計画で見込んだ額を大幅に超えており、引き続き好調な決算となっています。

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