令和2年度予算原案作成方針
印刷 ページ番号2000782 更新日 2020年2月14日
地方公営企業法の適用を受ける水道事業、工業用水道事業、下水道事業及びモーターボート競走事業の4つの事業は、料金収入等を以って独立採算により事業運営を行っており、企業としての経済性を発揮し、本来の目的である公共の福祉を増進するため、市民生活に身近な社会資本の整備、市財政への貢献など必要なサービスを提供する重要な役割を担い、「訪れたい」、「住んでみたい」、「住み続けたい」まちに向けて取組んでいます。
しかしながら、有収水量の減少等に伴う料金収入の減少、施設等の老朽化に伴う更新需要の増大、大規模災害などへの危機管理対策の強化など、事業を取り巻く経営環境は厳しさを増しつつあります。
こうした状況を踏まえ、令和2年度の公営企業局における各事業の予算原案の作成にあたり、次のとおり基本的な考え方を定めるものです。
予算原案作成方針
各事業では、ビジョンや経営計画に基づき事業運営を行っているところですが、その必要性や費用対効果などを精査するとともに、既存の枠組みや従来の発想にとらわれることなく、効果的・効率的な事業経営の視点も踏まえ、予算原案を作成します。
また、ビジョンや経営計画に掲載を予定している取組項目や目標指標などに留意し、局内の他の事業との連携も視野に入れ、経営の効率化に努めるとともに、公営企業局職員一人一人が自らの職務の重要性、お客さま目線、中長期的な視点、事業を取り巻く状況などを十分に理解し、担当業務に係る市民への説明責任は自らが果たしていく自覚と責任をもって事業運営に資する予算要求を行います。
予算原案作成するにあたって重点化する施策の考え方
水道・工業用水道事業
「あますいビジョン2029」の初年度となる令和2年度は、同ビジョンで示す「尼の水を 次の世代へ」という基本理念に基づき、実現に向けて「安全な水を安定して届ける」「災害から守り、備える」「将来へ事業をつなげる」ための様々な施策を進めます。
(1)北西部地域のブロック化に向けた必要な工事等を進めるとともに、配水管の更新工事を着実に進めます。
(2)災害時給水栓の設置を進めるとともに、配水管の更新と合わせて耐震化を進めます。
下水道事業
下水道施設は、市民生活や事業活動を支えるライフラインであり安全・安心が求められることから、下水道中期ビジョン後半計画(平成29~令和3年度)に基づき、「施設の改築更新」「浸水対策」「地震対策」「高度処理の推進」のための様々な施策を進めます。
特に、令和2年度は次期中期ビジョン(令和4~13年度)の策定に向けて公営企業審議会での審議を始めるなど、今後の尼崎市の下水道事業の方向性を打ち出す非常に重要な時期となるため、所属職員の力を結集して取り組みを進めます。
(1)下水道管きょ及び施設の改築更新を着実に進めます。
(2)雨水ポンプ能力の増強を行うとともに、雨水貯留管の整備を計画的に進めます。
(3)処理場、ポンプ場の耐震補強工事を実施するとともに、マンホールトイレの整備を進めます。
(4)北部浄化センターの高度処理化を進めます。
モーターボート競走事業
事業を安定的に継続し、市財政へ貢献していくためには、経営計画(計画期間:令和1~5年度)に基づき、「ボートレースを通じ、お客さまに感動を与え、尼崎のまちづくりに寄与する」ことを使命とし、これを具現化するために「公営企業として、安定した経営基盤を確立し、健全な経営を行う」「お客さまに喜ばれ、地域に親しまれるボートレース場を目指す」「利益で本市財政に貢献する」様々な施策を進めます。
(1)電話投票利用者及びセンプルピアにおける優良顧客を獲得し定着化させることにより、本市財政への貢献と将来的な投資財源に必要な利益を確保します。
(2)老朽化施設の撤去と施設のコンパクト化、新しいファン層を誘引できる魅力ある快適な施設環境の確保に向けた計画的な施設整備を行うとともに、ボートレースの魅力の提供等により本場を活性化します。
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