配水ブロック化について
印刷 ページ番号2000807 更新日 2020年12月7日
概要
本市の配水システムは、配水管同士を市内全域で接続し「管網」を形成していることから、日常的なバックアップ機能が存在するという利点があります。一方で「個々の管路の配水状況が不明瞭」、「大規模災害時の水圧低下が広範囲にわたる」「北西部地域の災害時の水圧低下とその他地域の平常時の余剰水圧の発生」という課題もあります。
そこで、市内を20ブロックに分割する配水ブロック化に取り組みます。これにより、平常時は水の流れをわかりやすくすることで漏水の迅速な把握につなげるとともに、災害時は漏水状況に応じた配水調整を行い、断水範囲の局所化及び迅速な断水解消に効果を発揮することとなります。
また市内20ブロックのうち、標高が比較的高く阪神淡路大震災の際に断水解消が最後となった北西部地域については、早期のブロック化を目指し取り組んでいきます。
ブロック化の進め方
1.北西部地域ブロック化(系統ブロック化)
本市は、4つの浄水場等から市内に配水しており、そのうちのひとつである野間ポンプ室から配水しているエリア(北西部地域)を配水ブロック化していきます。
北西部地域ブロック化は令和2・3年度において工事を施工し、令和3年度に完了します。
2.大ブロック化
地形や管網の状況をもとに市内を20の大ブロックに分割し、配水ブロック化を行っていきます。
この大ブロック化はブロック境界付近にある配水支管のバルブを操作することで実施していきます。
市内を20エリアに分割する大ブロック化は令和7年度の完了を目指し取り組んで行きます。
3.小ブロック化
水道水を供給するためには水圧を確保することが重要となりますが、災害などで標高が高い地域において管の破裂がおこると、高低差で水が標高の低い地域へ流れるため、水圧の確保が困難となります。
そのため、標高が高くなっていく北部地域においては配水ブロック化(大ブロック化)を行っても、そのブロック内において高低差が生じてしまうため、効果的な応急復旧を行っていくためには、さらにブロックを細かく小ブロック化していくことが必要となります。
小ブロック化は山手幹線より北の7ブロックを対象とし、令和11年度の完了を目指します。
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