尼崎市水道通水100周年記念誌
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 尼崎市の水道は、大正7年10月1日に通水を開始して、平成30年で100周年を迎えました。通水開始当時の給水人口は約1万人でしたが、現在では約45万人の人たち安全・安心な水道水の供給を行っております。「じゃ口をひねれば当たり前」の水道ですが、そこに至るまでには、先人の方々の多くの努力や苦労がありました。 尼崎に水道ができる以前は、飲用に適した水がわずかで、伝染病の危険にさらされていました。大正5年の市制施行後には、念願であった水道の布設がスタートし、費用や資材調達に悩まされたものの、わずかな遅れで尼崎市の水道が完成しました。 その後、市内の水道は急激に普及し、工業や産業を支えていましたが、水源としていた神崎川が工場排水や生活排水で汚染されたため、昭和3年に兵庫県下で初めて淀川(大阪市)に水源を変更しました。これにより水質の改善だけでなく、豊富な流量を持つ水源を確保し、安定した水道水の供尼崎市の命の水を次の世代へつなげる【水道事業パンフレット】昔、家庭向けに配布していた水道冊子【啓発ポスター】【神崎浄水場の解説クリアファイル】 _ 28【【

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