尼崎市水道通水100周年記念誌
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 琵琶湖のカビ臭物質の発生は、植物性プランクトンの異常繁殖が原因で水質は早期に改善されないことが予測されたことから、カビ臭の発生については長期化・多発化する可能性が考えられました。 水道局ではカビ臭物質への恒久的な対策を講じるために、昭和45年(1970)からメーカーの協力を得てオゾンによる臭気除去の実験を開始し、昭和48年(1973)に日本初のオゾン処理施設が完成しました。全国に先駆けて誕生したこの施設は、非常に画期的で、昭和60年(1985)に厚生省(現・厚生労働省)が企画、日本水道新聞社主催で選定した「近代水道百選」に選ばれています。 下水道施設の整備の進展や _ 20日本初のオゾン処理施設をはじめ最新鋭の技術で水質管理に取り組んでいます。安全でおいしい水道水を   追求して❷

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