尼崎市水道通水100周年記念誌
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 戦後復興で市民生活が徐々に立ち直るなか、昭和22年(1947)に園田村が尼崎市に合併し、現在の尼崎市域となりました。この合併により新たな水源地として、園田水源地が加わることになりました。 経済の急激な復興と合併による給水地域の拡大により、水需要は年ごとに高まってきました。そのための増補改良工事として、神崎浄水場の施設の増設で浄水能力を強化するとともに、新しく急速ろ過池を導入しました。 設備・施設などハード面の増強だけでなく、情報提供など市民サービスにも力を入れて取り組みました。市報で水道工事の進捗や、水不足を懸念した節水のお願いなどをお _ 16へぇ、これが神崎浄水場の60年ほど前の写真なんだって。今とは全く様変わりしていて、残っている施設はほとんどないね。建て替えや増築しないと追いつかないぐらいに、急速に水の需要が高まってたんだね。設備・施設の増強に加え、市民サービスの充実に努めました。戦災を乗り越えて❷

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