尼崎市水道通水100周年記念誌
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い鉄管や、当時としては全国的に例がない水道木管を使用するなど、様々な工夫をして工事を強行しました。 資材の調達に悩まされながらも、予定より3か月ほど遅れただけで全工事が完成し、大正7年(1918)10月1日に通水が開始されました。こうして全国で35番目、兵庫県下では神戸市に次いで2番目の水道が誕生したのです。 通水から約1か月後の11月3日、待望の水道完成を祝い、神崎水源地(神崎浄水場)において盛大な竣工式を挙行しました。市内では提灯をつるし、花火を打ち上げて、水道の完成の喜びを市民みんなで分かち合いました。歴史をめぐる09 _ 尼崎市水道の100年を学ぶ

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